こどもの病気

診断を受けられた方の病気への理解を深めるためにご利用ください。 一般的な内容を記載しておりますので、お子さんの病状とすべて一致するわけではありません。 家庭での自己診断はおやめください。

喘息様気管支炎

 気管支喘息と症状も名前もよく似ていますが、別の病気です。気管支喘息の原因がアレルギーなのに対して、原因はウイルスや細菌感染などで、風邪を併発するとゼイゼイ、ゼロゼロという喘鳴を伴い、喘息のような症状を起こします。
 幼稚園ぐらいまでの小さなお子さんに多く、何度も繰り返すことが多いです。成長とともに症状は改善し、数年するとかからなくなる方がほとんどです。
 乳幼児の気管支もまだ非常に細い状態です。この細い状態に加え、咳がうまくできずたんが溜まり、気管支が炎症を起こします。気管支は炎症を起こすと粘液の分泌が増え、更に気管支が細くなります。この結果喘鳴を引き起こします。
 乳幼児が成長すると、咳もうまくできるようになり、気管支も成長して太くなるので、自然に治癒していきます。しかしながら喘息性気管支炎から気管支喘息へ移行する方もあります。

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