こどもの病気

診断を受けられた方の病気への理解を深めるためにご利用ください。 一般的な内容を記載しておりますので、お子さんの病状とすべて一致するわけではありません。 家庭での自己診断はおやめください。

便秘

 一般に4日以上自然排便がみられないこと便秘といいますが,本人は4〜5日ごとに平気で排便を繰り返す場合もあり,個人差も大きいものです.
 子どもの便秘の多くは,排便をしたいときに我慢することからおこってきます.便意を我慢すると,直腸内に便が停滞し大きな便のかたまりができます.直腸の壁はいつでも引き伸ばされた状態になり,排便したいという感じが生じにくくなります.長い時間腸の中にあると,便は水分を吸収され硬くなります.これが便秘のおこりかたです.一方,便秘傾向で排便時に痛むために,排便を我慢するようになることも便秘を慢性化する原因となります.排便を我慢するのは,幼児ではあまりに早期から排便訓練を開始したり,強制的に長時間トイレに座らせたり,遊びに夢中になっていたりという場合です.トイレという場所を怖がり,トイレでの排便をいやがる場合もあります.一方,学童・学生が排便を我慢する多くの理由は,学校のトイレでは排便したくない,友達に排便したことを知られたくない,登校前に自宅で排便している時間がなかったなどが理由となります.子どもたちは,家以外のトイレで大便をするのは好きではないようです.もちろん便秘がある病気の症状であることもあり,特別な病気がないか診断してもらうことは大切です.
 食事により胃が伸展されても腸の運動が克進し,便意をもよおします.通常食事をして10〜15分後に排便反射がおこるので,このときに排便するのがもっとも理想的です.朝,トイレに座る習慣が重要です.一日のうち決まった時間にトイレに座りましょう.排便がおきなくても構いません.座る時間は数分〜10分.それで排便がなければトイレから出て,長時間は座らせません.まずは座ることが習慣になることが大切で,トイレでの排便を強制しすぎたために,トイレにマイナスイメージをもたせることは望ましくありません.
 食事の量が少ないと便もたくさん作られず,腸が便意を感じることもないので排便をおこしません.乳児では晴乳量,離乳食の量が大切です.食事の内容は,水分と残透の多い食事が必要です.菓子類は糖分が多く,それだけで満腹感を感じ,ほかの食事量に影響を及ぼしますし,残直も少ないので食習慣としては望ましくありません.ただし子どもが菓子を楽しむことをやみくもに禁止すればよいというものではなく,時間や量を加減して許可するようにします.4日以上排便がなく,苦しがるようならば自宅で浣腸をしてみましょう.

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