こどもの病気

診断を受けられた方の病気への理解を深めるためにご利用ください。 一般的な内容を記載しておりますので、お子さんの病状とすべて一致するわけではありません。 家庭での自己診断はおやめください。

伝染性軟属腫(水イボ)

 ポックスウイルスによる感染症で水いぼともいいます。周囲の皮膚と同色または白色の、なめらかな表面をもったいぼができる病気です。 いぼは直径約6ミリメートル以下で、いぼの中央部に小さいくぼみがあります。原因となるウイルスは伝染性で、皮膚が直接接触することでうつり、子供に多い病気です。全身のどこの皮膚にもできます。痛みもかゆみもありません。ただし、体内でこのウイルスを排除しようとする反応が起きると、いぼがおできのように炎症を起こしたりかゆくなったりします。この炎症反応がみられたら、いぼが消える前触れです。
 軟属腫はほとんどの場合、1~2年で自然治癒しますので、外観の点で気にならない限り特に治療する必要はありません。いぼを取り除くには、凍結療法か、ピンセットでいぼのしんを取り除く方法があります。漢方薬を数カ月使用することもあります。

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