こどもの病気
診断を受けられた方の病気への理解を深めるためにご利用ください。 一般的な内容を記載しておりますので、お子さんの病状とすべて一致するわけではありません。 家庭での自己診断はおやめください。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
ムンプスウイルスによって耳の下の耳下腺やあごの下の顎下腺が腫れて痛み発熱を伴います。合併症がなければウイルス自体には抗生物質は効きませんので、解熱鎮痛剤の頓服で治療します。強い頭痛・嘔吐がでてきたときや、耳の聞こえが悪くなった場合、睾丸が腫れてきた場合は合併症が発生している可能性がありますので、そのような場合は必ず受診してください。
せき・くしゃみなどの飛沫から感染しますので、耳の下の腫れ・痛みがでてから5日経過するまで、保育所・幼稚園・学校へは登校できません。お友達とも会わないでください。今までにおたふくかぜになったことがなく、予防接種をしていない人にはおたふくかぜはうつります。感染力は発病する2,3日前から耳の下の腫れがなくなるまであります。うつされた人は20日ほどすると熱がでたり耳の下が腫れたりします。中高生・大人の方はひどくなりやすいので早めに受診してください。