こどもの病気

診断を受けられた方の病気への理解を深めるためにご利用ください。 一般的な内容を記載しておりますので、お子さんの病状とすべて一致するわけではありません。 家庭での自己診断はおやめください。

マイコプラズマ感染症

 マイコプラズマは、5~35歳の人で最もよくみられる肺炎・気管支炎の原因ですが、他の年齢ではあまりみられません。流行は学校、家族などの限られた集団でみられます。潜伏期間が10~14日間と長いため、流行はゆっくりと拡大する傾向があります。この肺炎は、春夏に流行するのが一般的です。
 マイコプラズマ感染症の初期症状は、疲労感、のどの痛み、乾いたせきなどのため、かぜに似ています。症状はゆっくり悪化します。せきがひどくなり徐々にたんが出ます。たまに発疹が現れます。症状は1~2週間続き、徐々に快方に向かいます。人によっては数週間、脱力感や疲労感が続きます。マイコプラズマ肺炎は軽症であることが多く、治療をせずに回復することも多いですが、まれに重症化して入院することもあります。
 症状やX線検査の結果からマイコプラズマ肺炎が疑われる場合はマクロライド系の抗生物質を内服します。

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