こどもの病気

診断を受けられた方の病気への理解を深めるためにご利用ください。 一般的な内容を記載しておりますので、お子さんの病状とすべて一致するわけではありません。 家庭での自己診断はおやめください。

泣き入りひきつけ

 憤怒けいれんは乳幼児期によく遭遇する病気です.突然の予期しない外傷や不愉快なことをきっかけとして,発作的に激しく泣いたまま息を止め,そのままチチアノーゼをきたす,あるいは泣くまもなく突然蒼白になり,意識を失い脱力する.程度の強い場合には倒れて硬直したり,けいれんをおこすこともあります.その激しさに生命の危険すら感じることもありますが,症状は自然に回復し,生命や脳機能に障害を与えることはなく予後のよいものです.生後6カ月〜1歳半頃に多く発症しますが,生後数カ月の乳児や,2歳以降に始まることもあります.発作頻度は1日に数回から1年に数回,始まってから1年位の間は頻度が上がり,その後徐々に減少し,多くの場合6歳頃までには消失します.他の型の失神発作を残すこともありますが,てんかんや知能障害を残すことはありません.発作の背景には自律神経機能の未熱さが想定され,脳血流の低下や心拍変化をきたして症状につながります.心臓疾患による不整脈やてんかんとの区別が必要ですが,典型的な誘因と症状があれば診断は容易です.治療は原則として必要ありませんが,激しい場合には薬物を考慮することもあります.症状には冷静に対応すること,発作を恐れて育児に自信をなくしたり,一貫性のない対応をすることのないよう,注意したいものです.

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