こどもの病気
診断を受けられた方の病気への理解を深めるためにご利用ください。 一般的な内容を記載しておりますので、お子さんの病状とすべて一致するわけではありません。 家庭での自己診断はおやめください。
吐いているとき
小学校に入学する頃までの子どもは,疾のからむ咳,喉の痛み,便秘,食べ過ぎ,飲み過ぎ,頭痛,転んだとき,乗り物酔いなどの軽い刺激でも嘔吐をします.しかし2~3回の嘔吐でそれ以外の体の状態が普段と変りなければ「心配のない嘔吐」として様子をみていいです。
吐物を喉につまらせないように体を横にし,顔も横に向けて寝かせましょう。嘔吐および吐き気がある場合は,何も飲ませない,食べさせないでください。吐き気が落ち着いてきたら,経口補液を少量(スプーン一杯位)から開始し徐々に量を増やしていきます.それでも嘔吐が続く場合は病院につれていきます.
嘔吐を繰り返しているときにつぎの症状がみられた場合は急いで小児科にみてもらいましょう.
①原因のはっきりしない熱が続いている.
③頭痛を訴える.
④不機嫌でなんとなく変に感じる.
⑤首を左右,前後に動かすととても嫌がる.
⑥おむつの交換時に両足を持ち上げると,不機嫌になり泣き出す.