水痘みずぼうそうについて 〜福山市の説明書より〜

どんな病気でしょうか

 水痘は「みずぼうそう」ともいわれ、水痘―帯状疱疹ウイルスの直接接触,飛沫感染あるいは空気感染により感染し、5歳までに約80%の子どもが罹るといわれている感染力の強い病気です。潜伏期間は通常13〜17日です。特徴的な発疹が主症状でかゆみを伴います。発疹は最初は斑点状の赤い発疹、その後3〜4日は水疱で、最後は顆粒状の痴皮(かさぶた)を残し、間もなく痴皮は脱落して治癒します。発疹は全身性で最初に頭皮、次いで体幹、四肢に出現しますが、体幹に最も多くなります。また、発熱を伴うこともあります。発熱の程度は通常38℃前後の発熱が2〜3日続きますが、40℃を超えることもあり、その際に熱性けいれんを合併することがあります。
 一般に軽症疾患ですが、免疫不全状態の人では重症となり、脳炎を合併することもあります。

ワクチン接種について

【接種方法】
生後12か月から36か月に至るまでの間に3か月以上の間隔をおいて2回接種
<標準的な接種期間>
生後12か月から15か月に至るまでに1回接種を行い、2回目接種は1回目接種終了後6月から12月に至るまでの間隔をおく
【経過措置】
生後36か月から60か月に至るまでの間にあるものを対象に、1回接種
※2014年度(2015年3月31日まで)に限る

ワクチンの副反応について

 健康な小児についてワクチンの安全性を検討したところ、軽微な発熱・発疹および局所の発赤・腫脹が約7%認められました。その他、稀に接種直後から翌日にかけて、過敏反応(発疹、じんましん、紅斑、そう痒、発熱等)があらわれることがあります。重大な副反応としては、稀にアナフィラキシー、急性血小板減少性紫斑病(180万人接種当り1人程度)があります。ハイリスクの患者に接種した場合、接種後14〜30日に発熱を伴った丘疹、水疱性発疹が発現することがありますが、このような臨床反応は通常の接種では急性リンパ性白血病患者の場合、約20%とされています。ワクチン接種後に帯状疱疹が生じることがありますが、その発生率は自然水痘に感染した非接種患者に比べて同等ないしは低率とされています。

予防接種による健康被害救済制度について

○定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障がいを残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
○健康被害の程度等に応じて、医療費、医療手当、障害児養育年金、障害年金、死亡一時金、葬祭料の区分があり、法律で定められた金額が支給されます。死亡一時金、葬祭料以外については、治療が終了する又は障がいが治癒する期間まで支給されます。
○ただし、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因(予防接種をする前あるいは後に紛れ込んだ感染症あるいは別の原因等)によるものなのかの因果関係を、予防接種・感染症医療・法律等、各分野の専門家からなる国の審査会にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に補償を受けることができます。
○対象年齢を過ぎて接種を希望する場合は、予防接種法に基づかない接種(任意接種)として取り扱われます。その接種で健康被害を受けた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を受けることになりますが、予防接種法に比べて救済の額が概ね二分の一(医療費・医療手当・葬祭料については同程度)となっています。
※ 給付申請の必要が生じた場合には、診察した医師、又は保健所保健予防課へご相談ください。

接種できない人

1)発熱している人(一般的に37.5℃以上の場合)
2)急性疾患にかかっている人
3)予防接種を受けてアレルギー反応や異常な副反応を起こしたことがある人
4)麻しん・風しん・おたふくかぜ・水ぼうそう・BCG等の予防接種を受けて27日間以上経過していない人。その他の予防接種を受けて6日間以上経過していない人
5)医師が不適当な状態と認めた人

受けるにあたって

1)医療機関で必ず体温を測定し、診察を受けてから接種します。
2)予診票は接種してもらう医師への大切な情報です。責任をもって記入してください。
3)接種当日は、激しい運動はさけてください。
  当日の入浴はかまいませんが、注射した部位をこすらないようにしてください。
4)接種後27日間は、他の予防接種を受けられません。
※予防接種を受けたあと30分間は、医療機関でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがあります。
※接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
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